ものづくりには、作り手の情熱が大切なのです。
どんなものを作るにも、品物に対する真摯な気持ちがないと良いものにはなりません。
初めて作ったものでも、気持ちの入ったものには魅力があります。
もちろん技術がないので、商品としては成り立ちませんが、そこからものづくりの探求の旅が始まるのです。
僕も刀鍛冶としてまだまだ旅の途中です。
これからも情熱をもって作り続けたいと思います。
平成10年に京都から生まれ育った兵庫県相生市に帰ってきました。
作刀できる場所を求めて市内、近郊を探したところ、相生市北部にある羅漢の里にたどり着きました。
この中の施設に「水車小屋」があり、しかも使用していませんでした。
相生市や矢野町瓜生地区のご厚意で鍛刀場として使用させていただいています。
羅漢の里は自然が豊かで、涼しく、作刀するのに適しています。
またレジャー施設でもあるので、たくさんの人が集まります。
いろんな人に鍛刀場を観ていただき、日本刀の文化、伝統、美しさに気づいていただけたら幸いです。
「いつでもおいでください」